2009-05-26-ミラノ
旅行日記 2009-06-26 ミラノ
携帯が壊れました・・・。
なんで?今?ここで?
ひどくない・・・?
ずっと調子は悪かったんだけど、もうダメです。電源を入れ、どっかを押すとその画面で固まります。何回やっても。
あ〜あ。
まあ電話として使うつもりはなく(海外対応じゃないし)目覚まし代わりに持ってきただけだから、いいんだけど。
と思ったら。
部屋にモーニングコールをセットする器械がないじゃん!!
ひどい!
朝イチで「最後の晩餐」見学、予約してっから、寝坊できないのに!!
初恋の先輩に電話する中学生みたく、意を決してフロントに電話して頼みました・・・。
電話って、外国語話すシチュエイションで、1番つらいよね・・・?
さて。今日行ったところ。
- サンタ・マリア・グラツィエ教会
「最後の晩餐」。予約必須です。
のんびりしてて、出発2週間前くらいに電話したら「もういっぱいよ!」と言われ、愕然としました。
が!!ネットでアメリカの旅行代理店の出してるイタリア語のツアー見学に空きを見つけ、「見られればなんでもいい!」とそれを予約しておきました。
私は感受性が枯渇しているので、感想は「ああ、写真と一緒だ」くらい・・・。大きさも色みも思ってたのと近かったし・・・。
これをルイ12世(チェーザレが還俗し、進撃する時、同盟してたフランス王)は「フランスへ持って帰る!」と言ったのか〜。欲張りさんね〜。
お土産屋さんに関連本がたくさん置いてあったので、
「ダ・ヴィンチの描いたチェーザレのスケッチが載ってるやつが欲しい!」
と探しまくりました。
店員さんに聞くと、
「あるかもしれないけど、わかんない。」
と、ふ抜けた返事。
次の団体が入ってくるまであさり続けた、怪しい人になりました。も〜
だって全然載ってないんだもん!イザベッラ・デステ(マントヴァの侯妃。ダ・ヴィンチに肖像画を依頼したくて四苦八苦するも、スケッチしか描いてもらえなかった。)のスケッチは、どれにも載ってるのに!
でも見つけました!1冊だけ!根性!
高くてでかいけど買いました。16.50ユーロ。25×20×1.2くらい。
- スフォルツェスコ城
徒歩でスフォルツェスコ城へ。イル・モーロのお城です。
スフォルツァ城と思ってたらスフォルツェスコなんですね。なんで?
広い!
美術館も広い!
博物館も広い!
のでかなり流し見。
「チェーザレ」2巻で「12ブラッチャの騎馬像!?」と、
チェーザレが驚いていたダ・ヴィンチの騎馬像は、
この ↑ 中庭に置かれる予定だったそうです。
んでもここにルクレツィアのメダルがある、と確かマリア・ベロンチの本に書いてあったと思うので、それは探しまくりました。
でも・・・ない!!
なんで?
係員のおっちゃんに尋ねると、
「ルクレツィーア・ボルジャ?ないよ!!」
と即答。
まじですか。
なぜ?勘違いしてる、私?
確かになんでスフォルツァんとこにルクレツィア?とは思うけど・・・
ノートに「スフォルツァ城、ルクレツィアのメダル」ってメモって来てんだけど・・・。ないと言われちゃあね・・・。
まあでもしょうがないや・・・。(後ろ髪をひかれまくる・・・)(しかし疲れてもう一度まわる気力はなかった・・・)
- アンブロジアーナ絵画館
LUCRETIA BORGIA という文字が3行目左端に読める。→
見にくいけど・・・
ルクレツィアの髪の毛が展示してある所です。
暑くて(31度!!倒れるよ、まじで。日差しがもう真夏。ローマと東京が同じくらいの気候、と言ってたのに・・・。今年は異常なんだって・・・。東京だってかなり早くから気温高かったけど、それ以上です・・・)
たどり着いたところで、もうフラフラでした。
だから、目当ての髪の毛以外はほとんど何も見てません。
絵画館の廊下から図書館が見えて、
「ここにピエトロ・ベンボ(ルクレツィアが、嫁入りしたフェラーラで出会った詩人。後に枢機卿になる。2人は恋愛関係にあったよう。)に宛てたルクレツィアの手紙が!」
と思って、中にいる人を妬ましく眺めたくらい。
んでも、チケット売り場の横んとこで、その手紙の載った本を発見!!
そんなん全く期待せずに、ぱらぱらとめくってみたら、目に飛びこんできました。すごい。
薄いノートみたいな本なのに18ユーロ。高いよ!
- ドゥオーモ
ミラノ大聖堂。
ゴシック建築の代表として名高いけど、チェーザレの時代にはもう建ってたという、5世紀近くの年月をかけて完成した聖堂です。
確かルイ12世がミラノを攻略した時、ここで戴冠式かなんかやったとこだ。チェーザレも一緒だったはず。
思ってたより(というか写真で見るのより)白い!
中に入って涼んでまったりしました。
屋上に上がれるんで、行こうかなあと思ったけど、やめました。
階段はきついし、かと言ってエレベータ代を出したくない、というしょぼい理由です。
でもチェーザレもたぶん上ってないと思う。ねえ?
前に出てたワゴンのジェラート、食べました。いちごの。でかい。うまい。2ユーロ。
- 旧マッジョーレ病院
外観を見ただけ。ここは今は大学となっていて、入りたくても入れないようです。
フランチェスコ・スフォルツァが建てたというので、見たかったの。
ここで!
デジカメの電池が・・・切れた!
ひどい・・・。充電してたよ?ちゃんと!
しかも高画質で保存してたからか?「もうこれ以上撮影できません」という表示が。
画質を落とせばいい話です。が、
できない・・・。わかんない・・・。やっても変わんないのよ!
弱いにもほどがあるやろ・・・機械に・・・。
私は「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」ということわざを、すごい自分流に勝手に解釈して、何でも人に聞いて(今日も8人くらいの人に道とかいろいろ聞いてるし。)、あわよくば何でも人にやってもらおう、という姿勢で生きて来たので、こういう時に苦労するわけです。
因果応報。?
仕方ないので、一旦ホテルに戻ることに・・・。まぬけ〜
- ブレラ美術館
イル・モーロとその妻ベアトリーチェ・デステの肖像と、フェデリーコ・モンテフェルトロ(ウルビーノ公爵。チェーザレに振り回される、グイドバルドの父ちゃん。)の肖像があります。
せっかくデジカメ充電したのに・・・カメラ禁止・・・。
でも、この美術館はとてもよかったです。チェーザレと同時代の絵画がたくさんあって、絵の中の人々の服装が、
「なんか見たことある」
感じなのです。
13世紀から20世紀の絵画までそろってるので、全部ではなく一部なんですけど。
チケット売り場の手前に関連本が置いてあって(日本語の本も)、「後で買おう」と思ってたんだけど、「これは説明を読みながら見たい!」と思って、戻りました。
じっくりゆっくり全部見れる、こぢんまりした美術館なのもよかったです。あんまりでかいと疲れて飽きて流してしまうんで。
この司教の衣装、降誕祭のチェーザレと似てませんか?
エルコレ・デ・ロベルティという人の、1480年の作品、
「ポルトの祭壇画」です。
- スカラ広場
レオナルド・ダ・ヴィンチの像があります。
一人旅日本人の男の人が話しかけてきて、「フィレンツェのミケランジェロ広場にぜひ行きなさい」と言われました。はあ。
こっからまたドゥオーモまで歩いて、トマトとモッツァレラのパニーニをテイクアウト(晩ご飯。この旅で食べ物にお金はかけません。というかかけられません。トホホ。)して、今日はおしまい。
8時から20時まで、がんばりました。
人名に対する( )内の説明がうざい方もいらっしゃるかと思いますが、一応書きました。知らない人もいると思うんで・・・。
歩いた歩数:25052歩
(万歩計持ってきたの)
さっき、テレビで「シレンツィオ!」と叫んでてびっくりしました。
ドラマで、先生が学生に「静かに!」と言っていたよう。おもしろい。
- はね丸ひめももりん さま
- ちー さま
- 無記名の方
- マリー さま
応援?メッセージ、ありがとう存じます〜
a:1864 t:1 y:1