2009-05-27-ボローニャ
旅行日記 2009-05-27 ボローニャ
今度はパソコンがおかしくなりました。
更新が終わった後(後でよかった)、待機状態から立ち上げようとしても、ファン?がウーウーいってて、真っ暗なままなの。
長く使いすぎたの?確かに少し熱くはなってたけど。異常を感じるほどではなかったよ?
わかんない・・・。
でも朝になったら大丈夫だった。
最初再びおかしくて焦ったけど(充電のランプがつかず、立ち上げるボタンを押しても、一瞬明るくなるんだけど、コン、と音がして真っ暗になった。でも3度目の正直でうまくいった。・・・変圧器がおかしいのかな?)
ほんと、なんなの?
私、電磁波でも出してんのか。
今日は9時30分ミラノ中央駅発の電車で、ボローニャへ移動です。
行って来ます!
と思ったら鼻血がでました・・・。ヨーロッパに来ると私は鼻血がでやすくなるのです・・・。乾燥で粘膜がやられるの。
かっこ悪・・・。
ミラノ中央駅で友達を「アンジェロ」と呼んでる男の人がいて、思わずふりむいてしまいました。
いるんだねー、アンジェロ!
どんな人??と興味津々で見たら、ごっついおっさんでした。
電車はローマ、テルミニ駅行きのES(ユーロスター)。全席指定の特急です。ボローニャまで約1時間40分。
チケットはネットで予約し、チケットレスサービスを選択していたので、直接乗りこんでOK。
でもガイドブックに「乗車前にチケットを受け取り、絶対に刻印すること!しないと旅行者でも罰金を課せられる。」とか書いてあったので、ちょっとドキドキ。
大丈夫とは思うけどさ。いざとなったらギャンギャン言おう、と思って、頭の中でシミュレイションまでしてしまった。意外?と小心者な私。
でも検札さえなかった。なんだよ。
新幹線のような4人が向かい合って座る座席だったんだけど、向かいのおばあちゃんが、えらい咳きこんでてヤでした・・・。
口を覆うとかしようよ!下向くとかさ!
彼女がトイレに立って戻ってきた時、香水のにおいが強烈でびっくりした。
自分のにおいにむせて咳きこんでんじゃないのか。
さて、ボローニャです。
チェーザレの父ちゃんロドリーゴが通っていた、ボローニャ大学のあるところです。
マジョーネの反乱に加わった、ベンティヴォーリオ一家の土地です。シレンツィオが教皇選の裏工作のため、滞在してもいましたね!
駅からバスで5分のところが市街地です。
・・・バス停がわからない!
なんか駅前の広場を中心にバス停が点在していて、どこに行けばいいのかわからない。
聞いても英語が通じない。(この後も通じない人が多かった・・・)
運転手さんに「市街地行き?」と聞いても「うんにゃ」と言われる。
時刻表を一所懸命見てたら、イタリア人にイタリア語で、逆に尋ねられる始末。
わかんねえよ! ←半ギレ。
暑いし足痛いし(もうすでに痛いよー。マメもできたよー。右足のひざ下部分が張ってるよー。)、イライラしてんだ!
くそ〜もういい!歩く!
・・歩きました・・・。
でもボローニャには「ポルティコ」という柱廊が、ずーっと続いてて、炎天下を歩かずにすみました。
雨降っても傘もいらんと思う。かさ。売れんやろーなー。
街のすみずみまで続いています。
- ウーゴ・バッシ通り
なんちゃない、普通の通りですが、重要なスポットです。
この道路、なんと!!
エミーリア街道の一部だったのです!!そうです、チェーザレが進軍したエミーリア街道です!!ギャー!
でもまあ、普通の通りでした。
- マッジョーレ広場
ウーゴ・バッシ通りの前にある広場。ここが街の中心です。
周りを、観光スポットである、
市庁舎
ポデスタ宮殿
サン・ペトロニオ教会
が囲んでいます。
でもまずは1番!行きたいと思ってた、
アルキジンナージオ宮へ!
- アルキジンナージオ宮
ボルジア家じゃなくてもちょっと親近感・・・
広場から歩いてちょっと。
世界初の人体解剖を行ったという、旧ボローニャ大学です。んでもロドリーゴさんは少し時代がずれてて、ここに通ってたわけではないみたい。ちぇ。
だったらなぜ来たかったかのかというと、天井と壁一面に、卒業者と教授たちの紋章がぎっしり描かれているからです!
時代は違っても、紋章、あるんじゃない!?
首がつりそうになって探しましたが、・・・ないね・・・。
赤い牛さんの紋章がいくつかあったので、とりあえずそれは写真におさめました。が、よく考えると全く意味のない行為ですね。
そこから徒歩でサント・ステーファノ教会郡へ。。
迷った・・・道に・・・。
私は決して「地図を読めない女」ではないと思うのですが(あくまで自己判断)、この後も何度か迷って変なところへ行きました。足痛いのに・・・。
ボローニャは道が細くくねってて、しかも地図に細かい通り名は書いてないので迷う!
- サント・ステーファノ教会郡
迷いつつ苦労して着いたのに、閉まってる!昼休みだって!まじで!?
教会は正午から3時くらいまで閉める、とよく聞きますが、今まで実際にそんな教会、見たことなかったのに!
もう昔の慣習かと思ってた!
後でもう一度行きました。
古くて雰囲気があってすごくよかった。好き。
- 国立絵画館
13世紀から18世紀の絵画コレクション。
昨日のブレラ絵画館がとてもよかったので期待して行ったら・・・しょぼかった・・・。
館内図などの載ったリーフレットさえない。「壁に書いてあるから見て」だって。
ハガキや書籍のショップも、在庫がまったくなくて閉まってる。
お客さんも私以外にカップルが一組だけ。
展示品も、目玉のラファエロくらい。
うーん。
お前はもう死んでいる、って感じでした。はるばる行ったのに。(ちょっと離れたところにあるのです。)
- アジネッリの塔とガリゼンダの塔
飢餓の塔に似てませんか?
ボローニャの斜塔です。どっちも12世紀のもの。
教皇派と皇帝派が、どちらがより高い塔を作るか、ということ競って、昔のボローニャが塔だらけだったそうです。
現在残ってる20ちょっとの塔のうちのふたつ。
高い方の塔(アジネッリ)には登れる、とガイドブックにはあったけど、修復中でした。
というか、低い方(ガリゼンダ)、もうやばいんじゃない?
この塔の前にあった本屋さんで、「チェーザレ」イタリア語版、発見!1巻のみ、帯なし、だったけど。
ミラノで本屋は3軒ほど見たけど、マンガ自体置いてなくて、
「MANGAはないの?」と聞いても、
「ごめん、わかんない」てな対応でした。若い女の人だったのに。
なんでだろ。MANGAってもう世界共通語ですよね?パリにはいっぱいMANGAあるのに。専門店も。ジュネーヴにさえあったよー人気だったよー。不思議。
ボローニャは本屋さんが多いです。大小合わせて7軒くらい見ました。大学の街だから?
こっからさっき入れなかったサント・ステーファノに戻り、そして再びマッジョーレ広場へ。
- サン・ペトロニオ教会
ゴシック建築だそうです。
まじで?ゴシック特有のあのジャグジャグした尖塔ないやん。と思ったら。
作りかけで終わってるんだって・・・。
14世紀末に着工したのに未だ・・・。
すごいなーイタリア人。働けよ。
広場を見渡せる教会の階段でキッシュ食べました。
激うま。でも7ユーロもするの。そりゃあうまかろう。
ロドリーゴの時代から変わってない場所なので、
「パパもここにこうして座って、道行く女の子を物色してたりしたのかしら・・・」
とロマンティックに?思いを馳せました。
左が教会、右が市庁舎です。
- 市庁舎
13世紀の建物。中にモランディ美術館というものが入っています。無料です。そのはずです。しょぼい。
- ポデスタ宮殿
神聖ローマ帝国皇帝が任命した、長官のおうちだったところです。
しかし12世紀、ボローニャの民衆は長官を追い出し、自治を獲得しました。
皇帝に対する反発は根強かったから?か、ボローニャは強烈な教皇党の街でした。
今は1階にカフェなどが入ってます。
ここで6時。ウーゴ・バッシのバス停でちょうど来たバスに、
「駅に行く?」と聞いたら、
「まあ近くは通る」
と言うので、乗りこみました。
まだ早いけど、もうとりあえず周ったし、疲れた!
ホテルに戻ったら。
鍵が・・・開かない・・・。
カードキーが、どうしても作動しない。20分近く(体感時間)試して成功しないので、泣きそうになってフロントへ行きました。
親切なホテルマンが、部屋まで一緒に来てくれました。
カードを差しこみ、ビーッと音が鳴ったら、その音が鳴り止む前にドアを押せば、開きました。
・・・・・・。
私は音が鳴り止むのを待って、ドアに手をかけてたよ・・・。
・・・・・・。
これって常識?常識なんですか?みんな知ってんの?
ていうかもう、自分が馬鹿だってことが、本当、よくわかるエピソードでした。せつない・・・。
フロントのお兄さま、ありがとうございました。すみません、アホな東洋人で。ほんとにもう。
ところでベンティヴォーリオゆかりの地なのに、まったく関連するものを見なかった・・・。どうしてだらう??
たいした家じゃなかったからか?
今日歩いた歩数:17984歩
- 黒毛のジーク さま
- ちー さま
- ayami さま
- 左&右 さま
- オヤマロ さま
- 無記名の方
メッセージありがとうございます。元気でます!
まとめてのお返事ですみません。
あまり長くネットにつないでいられないのです。
(このホテルは1時間連続で10ユーロ!高い。びっくりした。
1時間って長いようだけど、私は作業がトロいので、ぜんぜん足りないのです・・・)
では、また!
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