2009-06-05-ピサ、ルッカ
旅行日記 2009-06-05 ピサ、ルッカ
腕にカタカナで「ルイギ」って刺青をしてる人が。
きっと、「Luigi」って名前を彫ってもらいたかったのに、彫師が「ルイジ」じゃなく「ルイギ」って読んじゃったんだな・・・。
くぷぷ。
かわいそ。
でも「GI」は「ギ」って読みたいわな。
え〜、いきなりですが、今日ノーブラです!
荷物減らすために、どんどん捨ててたら(捨てていいやつを持ってきた)、洗濯して、湿ってる2つしか残ってなかった!
さすがに、それを着ける気には、なれませんでした!
(緑じゃないんだし!(村上春樹著「ノルウェイの森」の登場人物。そんなエピソードがある。)
キャミを重ねたら・・・大丈夫!
気にすんな!
ピサに行きました!
8時5分発、ピサ空港行きに乗ります。早起きです。
ピサ行きのホーム(3番)、すごい判りにくい所にあった・・・。
乗車前、チケットに刻印しないといけないんだけど、日本にそんな習慣ないから、ついつい忘れてしまいがちです。
席に座ってから、
「あ!」
と思い出し、わざわざ降りて、刻印しました。
やってて、よかった。
私の向かいに座ってたお姉さんが、検札で見つかって、罰金取られてたもん!
「見てよ、この大荷物、大変だったのよ、見逃してよ。」
みたいなことを、しつこくしつこく、言ってたけど、結局払ってた。
(よくわかんなかったけど、10ユーロは払ってたみたい。)
キビシーのね、イタリア鉄道。
でも、イモラかどっか行った時、刻印忘れてたのに、車掌さんは見逃してくれました。
それが普通かと、思ったら、違ったのね。
たいして感謝してなくて、ごめん、あの時の車掌さん。
ありがとう!
ピサ。
言わずと知れた、チェーザレ16歳が住んでいる街です!
見どころ満載。
がんばるよ〜。
駅は、
「ドメニコ会が統治する区域」
に、あります。
そこから、まっすぐ歩いていくと、アルノ河。
- メッツォ橋
アンジェロが河に落ちた橋?
でも候補の橋はもう1つ、あるんですよね。
そっちは帰りに通ります。
- メディチ邸
橋を渡って右に折れ、河沿いに歩くと、左手にあります。
ジョヴァンニ・デ・メディチ閣下が、お住まいになっていた所です。
門を入ってすぐの所に、守衛さんがいて、
「中を見たいんだけど、入れないの?」
と聞くと、
「入れないよ!ここはピサ警察の建物だよ!」
と言われました。
警察!?そんなんになってんだ。
「でも、15世紀はメディチのおうちだったんでしょ?」
と聞くと、
「そうだよ〜」
となんか嬉しそうに、言ってました。
写真は撮っていい、と言われたので、外観だけ、たくさん撮りました。
※ 地図を見ると警察ではなく県庁(prefettura)となってました。なんで警察と思ったんだろう・・・?聞き間違い?もう覚えてません。
「チェーザレ」1巻に登場します。(アンジェロの歓迎会?が行われる時)
門の形が全然違っていました。
- アルノ河の景色
メディチ邸の、もっと奥にある橋、フォルテッツァ橋から見た景色です。
見えている橋が、渡ってきたメッツォ橋。
2つの尖塔が目印となって、「チェーザレ」と、同じところから見たものだと、わかります!
(3巻、ミゲルがアンジェロに「また(ピサの港へ)行こう」っつって、去っていくページにあります。)
い〜ね〜。
手前が教会の塔で、奥のが市庁舎の塔です。
夕方で暗かったので見にくいです。すみません。
さあ、今来た道を引き返して、次は大学へ!
- ピサ大学
入っていいのかしら・・・?と思いつつ、そりゃあ、入りますよ!
ここ・・・見たことある〜!!
マンガに出てくる形、そのままです。
すごい!うれしい!
色がこんな濃ゆいとは、思わんかったけど!
写真ごんごん撮りつつ、しれっと2階にも上がりました。
別に全然、とがめられなかった。
人、ちらほらしか、いなかったし。
でも人がいない方が、逆に目立つと思うんだけど・・・。
もし、何か言われたら、
「ペルージャの大学に行っている兄が、来年ここに転出しようかと考えてるらしいので、観光のついでに、見に来ました。」
と言おう、と考える。
(小心者なので、言いわけは常に考えている。)
「ええ、私は日本に住んでて、イタリア語ぜんぜんできないんですけど、兄は秀才なんです。」
言う機会は、ありませんでした。
2階の手すり部分には、鳥よけのため?微弱な電流が流れてました。
触っちゃって、ビリッとなって、びっくりした。
教室はどこなんだろう〜、と探すけど、どこのドアも閉じられていて、入れないし、見えない。
そして、2階のドアは、どうも教室っぽくない。
(印象です。あくまで。なんか教授の部屋?っぽい気がした。)
そう言えば、
「チェーザレの時代には、まだ建設中で、1階を使ってた。」
とどっかで、見た記憶が!
1階だ!!
したら、1番奥の部屋のドアが、半分開いてて、講義してる声が聞こえる。
ここだ!!
でも、講義中・・・。
入って・・・行けないよ〜!!
でも、ちょっとだけのぞいて、写真撮りました。
カメラが、フラッシュを焚かなくても、きれいに写るので、とてもとても助かりました。
ありがとう、フジフィルム!!
「帰りにもう1度通ったら、講義、終わってるかも。そしたら、ゆっくり見て、写真撮ろう!」
と思って、帰りも行ったのに、まだやってました。
(多分、別の講義が始まってた。)
でも、1度めより、奥までのぞいて、写真撮りました。
だって、転校して来るお兄ちゃんに見せないと・・・。
最初より受講生が少なくなってたので、撮りやすかった!
※大学建物の写真が1枚もないのには、理由が・・・。
明日の日記を見てください・・・。
ついでに、1階中庭に面した所にある、トイレまで借りちゃった。
そしたら・・・流してない!!
もう〜チェーザレ!!
違うか!
閣下か!?
流し係?のドラギニャッツォが、いなくなったから・・・。
- カヴァリエーレ広場
旧アンツィエーレ広場です。
飢餓の塔があった広場、
模擬戦の祝勝会が行われた広場、
ミゲルが総当りした広場、
です!
(総当りなんてしてたら、絶対ふられると思うんだけど・・・。合コンでも、そんな人は嫌われますよね。
ミゲル、二兎を追うもの一兎をも得ず、だよ!
(それとも、3Pとか4Pとかですかね?))
飢餓の塔のあった場所(今はもうない)を、チェックして来てたのに、なんかどうも違うような・・・。
その説明の載ってた巻(5巻?6だっけ?)を、持って来てないので、確認のしようがない!
ばか〜。
わからないので、テキトーにざくざく撮ってみました。
2つの建物の間に、飢餓の塔があったはず・・・。
- 大司教邸
今も大司教が住んでるらしいです。
すごいね!
門を入るとすぐ、見たことある〜感じが、再び。
チェーザレがいた部屋はどこ!?
アンジェロが寝てた所は!?
ミゲルはどこでナイフ投げしてたの〜!?
まあ、もちろん、そんなことはわかりませんでした。
中庭に入れただけ、でしたから。
ちぇ。
それだけでも、ラッキーか。
アンジェロが「宮殿のよう」と言っていたけど、宮殿には見えません!当時は見えたんでしょうねえ。
- ドゥオーモ
- シノピエ博物館
- 斜塔
- ドゥオーモ広場
- 洗礼堂
大司教邸から、すぐの所に、ひと塊になってあります。
ここに来ると、もう観光客でいっぱいです。
出店もいっぱい。にぎやか。
- ドゥオーモ
ここで、降誕祭のミサが・・・。
祭壇の、イエス様の絵が、
「ああ、漫画とおんなじ・・・」
という、ショボイ感想しか持てない、私。
みんなバシバシ写真撮ってました。OKみたい。
印象的な、でっかいイエス様。
12使途の上に横たわるハインリヒは、右手の端っこにありました。
でも、有名なのか、わざわざそこまで見に来て、写真を撮る人が、結構いました。
みんな「チェーザレ」読んで、来てるわけじゃ・・・ないよね?
- シノピエ博物館
斜塔やドゥオーモのチケットは、全部ここで購入するように、なっていました。
アンジェロが、チェーザレの「輝かしい経歴」をのぞき見してたのが、ここです。
今は博物館になっていますが、当時は大学施設の一部だったそうです。
ここは、ほとんど変わってませんね!
- ドゥオーモ広場
ここで模擬戦が!
と思いながら、持ってきたリンゴとビスケットなどかじって、なごみました。
「死に際に、空を仰ぎ見る余裕はあるのかしら?」
と、私もチェーザレみたく、寝そべってみました。
そしたら、私のすぐ横で、2人の姉ちゃんが、互いのセクシーポーズを撮り合って、キャッキャし始めた・・・。
なんなの。
斜塔をバックに、セクシーポーズして、なんの意味が・・・?
チェーザレもミゲルもいないのに。
この角度で描かれていたと思います!
なんでか斜塔がまっすぐで、洗礼堂が歪んで見えます。
どうしても、そういうふうにしか、撮れなかった。なぜだ。
仰ぎ見たピサの空。
私は、布団の上で死にたいっすよ。
- 斜塔
思ったより斜めでびっくりした。
塔を支えるポーズで、写真撮りたかった・・・。
- 洗礼堂
音の反響がものすごいらしく、チケット売り場の人が、わざわざドアを閉めて、試して見せてくれてました。
シノピエもセットになったチケットを買ったけど、疲れて却下しました。
ルッカへ!行かなくちゃ!
その前に。
- サン・ミケーレ・イン・ボルゴ教会
隣に修道院があって、そこで大学の授業が、行われていたそうです。
その修道院は、今はありません。
が、一応、見に行きました。
左のドアの奥が修道院だったそうです。
今は商店街になっていました。
帰りに、
「道に迷って、仲間とはぐれたんだけど・・・」
という、2人の女子と遭遇。
大きな地図を広げて、何か一所懸命聞いてくる。
「今、私たちがいるのは、ここだよ。」
と言って、地図を指すんだけど、なかなか判ってくれない。
したら、もう1人の子が、地図で私の視界をさえぎって(2人ともでかい地図を持ってた。)、カバンを、探ろうとしてた様子!!
一応警戒していたので、カバンのボタンを2つ外されただけで、すみました。
でも、腹立った!!
私も、何べんも道に迷って、いろいろ判んなくて、いっぱい人に聞いて助けてもらったから、今度は私が教えてあげれるかも、と思ったのに、そんな優しいステキな気持ちを利用しやがって!!
むかつく。
憤懣やるかたなし、とはこのことじゃ!!
アルノ河に沈めてやりたい、と思いました。
それか、ミゲルの剣の練習用にするぞ!!
チェーザレの弓の的でもいい。
ていうか、私が射抜く!!(ワタクシの趣味は弓道です!!)
- ソルフェリーノ橋
アンジェロが河に落ちた時、チェーザレが大司教邸に呼んでいるので、
現場は、アンジェロの家よりは、大司教邸に近い方の橋だったんじゃないかと思うんですが、どうですかね?
最初に渡ったメッツォ橋は、メディチの管轄区に近いから、そっちだったら、アンジェロは自分ちに行っちゃうんじゃないかと・・・。
うーん。
14時20分の電車に、ギリで間に合い、ルッカへ。
ここは戦火を免れ、今でも中世の名残を色濃く残す街、だそうです。
惣領冬実先生が、確か「チェーザレ」作画の参考にするため訪れた、とWEBで書いてらしたので、行ってみました。
ごめん、その「古さ」が、よくわかりませんでした・・・。
確かに教会とか、12世紀建立のものなど多くあって、趣きはあるんですが、他の街とそんなに違うようには、感じなかった・・・。
なんで?
私の目、節穴?
まあ、節穴っちゃろうね・・・。
雰囲気はあるけども、そう特別には思えなかった・・・。
ぐるりと街を囲む城壁の上を歩ける(遊歩道になっている)のは、とてもよかったです。
・・・フォローになってない?
なんか、一気にいろんな街に行きまくったせいで、ただでさえない感受性が、すごーく鈍くなってんのかも・・・。
18時すぎ、フィレンツェに帰還。
電車に乗ってるだけでも疲れるのに、お馬さんでパッカパッカしてた時代は、大変だったろうねえ。
簡単にピサ〜フィレンツェを往復してたけど。
ルッカ近くのどっかの駅で。線路のレールの上を歩いている猫がいた!
かわいい!!
「この上、つるつるやから、肉球痛くないね〜」と思ってんのか!
ネコしゃん〜、電車に轢かれんとよ〜。
ああ、うちのネコしゃんたちに会いたい!
両脇を抱えて、お腹に顔をもふもふして、嫌がられたい。
毎日歩いてて、いい加減慣れたはずなのに、今日また、足痛い。
ゆっくりして、早く寝よう。
日記は書くぞ!書いたぞ!
アップできなくて、悲しい・・・。
明日は、9時、ウフィッツィ美術館だ!
がんばるぞ〜。
今日歩いた歩数:26638歩
- ayami 様
いろいろ心配かけて、ごめんなさい!
そして、ありがとう!
もうちょっと、がんばるよ〜。
- きのこのこ 様
音信不通の理由、「ミゲルに逢った?」っていうの、最高ですね!!
逢ったら、そりゃあ、日記書いてる場合じゃないわ!
ご心配をおかけして、申し訳ありませんでした。
- マリー 様
いっぱい心配してくれて、いっぱいメッセージくれて、ありがとう!!
感謝感謝。ていうか、ごめんにょ。
全然元気です。
ほんとに、ありがとう!
- ねこねこ 様
織田裕二の映画、オールイタリアロケ、つってましたな!
おもしろいんですかね?
ていうか、どんな話?
全然知りません。
心配かけて、すみませんでした!ありがとう〜。
- オヤマロ 様
全然、無事で元気です!
あと1週間、がんばるっすよ〜。
- 左&右 様
メディチ・リッカルディ邸、漫画に登場したのと、そっくりでしょ!?
かなり興奮しました!
お土産屋さんには、「フローリン金貨」のレプリカも売られてました!(4巻でチェーザレがアンジェロに渡してるやつ。)
11ユーロ。迷ったけど、買いませんでした。
- Major 様
パソコンの不備関係だろう、と予測してあったとは・・・。なかなかですな。その通りでした!
でも、ダイヤルアップだと、なぜつなげなかったのか本当はよくわかってません。なんで?
- Chu 様
いろいろご心配おかけして、すみませんでした!
ありがとうです!!
本当に感謝です。