チェーザレ・ボルジアについて、とりとめのないけれど愛に満ちた探究心を発揮するサイトです。

2009-06-13-ナポリ

旅行日記 2009-06-13 ナポリ

ミケランジェロの「ピエタ」は華奢で繊細で、しっとりと冷たい感じなのに、「最後の審判」「天地創造」は、どうしてあんな筋肉隆々の、ぶよぶよの、暑苦しい感じなのでしょうか。
不思議。
彫刻と絵画で、そんな変わるもの?
芸術通の人々の間では、そこらへんの解釈は、どうなってんだろう??


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ナポリへ行きます。
タクシーでテルミニ駅へ。
12ユーロでした。あー、楽ちん。


電車が、コンパーネントタイプ・・・。
(座席が6人ずつ、個室のようになってる。)
ヤだなあ。
案の定、私以外の人はグループのおばさん1人とおじさん3人。あと、別の若いイタリア人女性が1人。
スーツケースがすんごい重いんで、通路に置いてたら、おじさんらが、2人がかりで、網棚に乗せてくれた。
落ちてこない!?
直撃したら、死ぬぞ・・・。
「重いから、下に置いておいた方が・・・」
と言っても、いっこうに気にしない。
ま、いっか。私の真上じゃないし・・・。
「金塊でも入っているのか?」
って聞くから、
「イエス、オール マイ トレジャー」
って言ったら、受けてた。よかった。
こんなことで、ホッとする、小心者のワタクシ。


11時28分テルミニ発で、13時半ナポリ着。
電車はES(ユーロスター)じゃなくIC(急行)でした。
ホテルは駅から徒歩5分、ないくらいなんだけど、その距離がつらいくらい、スーツケースが重い。
明日、飛行機に乗れるのか。20キロ超えてんじゃないの・・・。不安。
(明日は飛行機で、ミラノへ移動です。)


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さあ、早速、カステル・ヌォーヴォへ!!
カステル・ヌォーヴォ。
ナポリアンジュー王家の居城だったところです。
1504年、3ヶ月ほど、チェーザレが捕縛されていました。
チェーザレの弟ホフレと、ナポリ王の庶出の王女サンチャとの婚礼も、ここで行われています。1494年です。

バスの中で、見えてきた!カステル・ヌォーヴォ!
いいね!かっこいいよ〜。
なんか城の周り、えっらい工事してるけど・・・。
正面に回り、改めてじっくり見る。
威風堂々。
やっぱいいわ、城塞。
カステル・ヌォーヴォ.jpg

チケットは5ユーロ。
案内のリーフレットをくれた。
「英語の?」
って聞くから、
「イタリア語のもくれ」
っつったら、
「あげるけど、隠しなさい。私はいいんだけど、うるさいマダムがいるから・・・」
って、チケット売り場のおじいちゃん。
かわいい。ありがとう。
ヌォーヴォ凱旋門.jpg
ゴシックからルネッサンスへの移行期の傑作、とされてる凱旋門。

内部は・・・半分ほどしか見られませんでした。
普通の会社のオフィスみたいのが、いくつも入ってる!普通に仕事してる!城塞で!
変なの!
塔にも登れないし、説明パネルにもチェーザレのチェの字も出てやしない。
(カリストゥス3世の栄達の礎をつくる、アルフォンソ1世(アラゴン王としてはアルフォンソ5世)は、登場してた。そりゃ、そうか。ナポリ王なんだもん。)
ヌォーヴォ中庭.jpg
中庭。この向かい部分の1階は、ほとんどオフィス・・・。

つまんない!!
このためだけに、ナポリまで来たのに!
中に展示されている絵画類も、時代が新しいものばっか。うーむ。
そして、全体的に薄汚れてる感じ・・・。
それなりに観光客、いるのに・・・。
もっとやる気だそうよ!!
でも、城のすぐ裏はもう海で、
「ああ、ここからチェーザレはイスキアに移送され、スペインへ渡ったのね・・・」
としんみりできました。
イスキアまでどのくらいかかるのか(時間と料金)、港へ見に行ったけど、よくわかんなかった。
まあ、どうせ行かないからいいや。
城塞から見た海.jpg
イスキアへ続く海・・・。
テラスから撮りました。
日差しは強く暑いけど、やはり海が近いので、風が気もちいいです!

ガイドブックを見るも、チェーザレの時代に関するような建物は、ぜーんぜんない。
あ、1つ、「G.オルシーニ通り」っていうのがあったけど、これはナポリの傭兵隊長だった、ジャン・ジョルダーノ・オルシーニですかね?
そうだったら、ちょっとうれしいけど。ちょっとね。


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考古学博物館に行こうかな〜、と思いつつ、めんどくさくなって、街を歩きがてら、ホテルへ向かう。
ダンテ像.jpg
なぜか「ダンテ広場」なるものがあり、「ダンテ像」が。
ダンテってフィレンツェの人ですよね?で、ラヴェンナで死ぬんじゃなかったっけ??

ナポリって、なんか雑多な街ですね。
歩道にずーっと、怪しい露店が並んでて、せまい道をよけいせまくしてるし、徒党を組んで歩いてる若者が多い気がする。
だから、ちょっとわき道に入ると、1人歩きが怖い。
地元の、ヤンキーな感じのみなさんが、たむろってんだもの・・・。
「イタリアは南へ行くほど治安が悪い」って聞くけど、ちょっとわかる気がしました。
あと、黒人の人も多いような。逆にアジア系は少ない。
あくまでも、ちょっと街を歩いた、個人的感想です。
あ!
あと、お土産屋のハガキが、汚い!
もう日にさらされて薄くなってるのとか、ほこりにまみれてるのとか、ばっか。
まともなのを探すのが大変です。
これはシーズンオフだから?


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日本の観光地にも、名前の入ったキーホルダーってあるじゃないですか?
「ユウコ」とか「ERI」とか、アイウエオ順にいくつか並んで、売ってあるの。
あんなのの、イタリアバージョンを、こっちでも時々見かけて、
「CESARE」と「MICHELE]ってないかなー、って探してたんですけど、「CESARE」はないですね。
あんまり、ポピュラーな名前じゃないのかな?
「ALESSANDRO」はありました。「ANGELO」も。
「MICHELE」を・・・買っちゃった・・・。
どうすんだ、こんなの・・・。
バカだなあ・・・。
しかもキーホルダーじゃなくて、ブレスタイプで、6ユーロもした。
でも、この、ちゃっちいベルト部分を、ちゃんとした革のやつに変えれば、それなりに使えると思うんですよう・・・。ダメ?


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明日はミラノへ移動です。
飛行機。めんどいなー。電車にすればよかった。
私は飛行機が、大嫌いです!!
怖いもん!!


今日歩いた歩数:13866歩


  • ねこねこ さま
    いつも、見てくれてありがとうです〜。
    旦那さまとは仲良く〜。
  • オヤマロ さま
    「冷静と情熱のあいだ」っしょ!なつかしい〜。
    私は江國香織の「ロッソ」の方は好きでした。辻仁成があんま好きじゃないんで・・・。
    あれ、ミラノのドゥオーモでしたっけ?
    わー読みたくなった!
    ていうか、出発、羽田かい!
  • マリー さま
    ヴェトナムのおばちゃんに、文句言って勝てるなんてすごいっすよ・・・。西洋人よか強そうじゃん・・・。
    私は、もうダメです。パワー切れ。言いなりで生きてゆきます・・・。ってもう、買い物する時、ないやん。よかった。





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