チェーザレ・ボルジアについて、とりとめのないけれど愛に満ちた探究心を発揮するサイトです。

マラテスタ図書室の写本。

関連書籍-ボルジア家

関連書籍 ボルジア家

チェーザレ関連

「チェーザレ・ボルジア あるいは優雅なる冷酷」 塩野七生 新潮文庫 昭和57年

チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷 (新潮文庫)たぶん日本では最もよく読まれているチェーザレ・ボルジア本。
淡々とした説明口調で出来事が列記されていくので、最初は読み進めるのが退屈かも。けれど内容は波乱に富んだチェーザレの人生なので、第二部に入る頃には没頭し、第三部ではせつなく悲しい気持ちになることは間違いなし。
チェーザレがどんな人生を歩んだのか、1492年のロドリーゴの教皇選出から、1507年のチェーザレの最期までよくわかります。




「君主論」 ニッコロ・マキアヴェッリ 佐々木毅 全訳注 講談社学術文庫 2004年

君主論 (講談社学術文庫) (文庫) 文字が大きく、ひとつの章が数ページと短いので、意外と読みやすい。(19章が20ページ弱で少し長いくらい。)
また、まえがきにマキアヴェッリの時代と生涯、「君主論」そのものについてのおおまかな説明があり、章の終わりにも簡単な解説がつけられている。
非常に親切だと思う。

君主権の種類について、
被征服地の種類について、

君主権の獲得のしかたについて、
軍隊の種類について、
君主のあり方について、
イタリアの君主の今までとこれからについて、
全26章で語られる。

チェーザレは3、7、13、17、20、26章に登場。一貫して称えてあるので、気持ちがいい。が、ユリウス2世もかなり頻繁に登場し、彼もけっこう褒めてある。・・・いや、いいんだけど。
マキアヴェッリの時代の人物やエピソードを交えつつ論じられている箇所も多いので、そこはとても楽しく読める。古代ギリシャ・ローマの英雄、皇帝を例にとっている箇所も多い。

歴史に残る近代政治学の古典、とか言うと、かたく難しくとっつきにくい印象を持つが、政治学に興味はなくても、チェーザレとその時代、マキアヴェッリ本人に関心があれば、おもしろく読めると思う。
マキアヴェッリの辛らつで容赦ない人間観が、私はとても爽快に感じて気持ちよかった。名著と言われるだけの読み応えは確実にある。

歴史的背景に疎い人は、塩野七生「チェーザレ・ボルジア あるいは優雅なる冷酷」を読み、「君主論 まんがで読破」を読んだ後に挑戦するといいかも。

ちなみに訳者は惣領冬実「チェーザレ 4巻」で巻末に寄稿しておられる大学教授の方です。




「マキァヴェッリ全集 5 使節報告書」 ニッコロ・マキァヴェッリ
藤沢 道郎、武田 好 訳 筑摩書房 1999年

マキァヴェッリ全集〈5〉使節報告書 (単行本) 現在は絶版になっている「マキァヴェッリ全集 全7巻」のうちの第5巻。
使節報告書として、
「フランス王宮廷よりの報告」と「ヴァレンティーノ公宮廷よりの報告」が収録されている。

フランスからの報告は、ピサ戦役での費用交渉のためフランスを訪れた際のもの。(1500年7月~11月)全体の3分の1くらい。
ヴァレンティーノ公とはもちろんチェーザレのこと。マジョーネの反乱時、フィレンツェ特使としてチェーザレの元を訪れた際のもの。(1502年10月~1503年1月)

マキァヴェッリがフィレンツェ政庁(または十人委員会)宛てに書いた、報告書の全訳文。
多くの解説と注釈がつけられていて、非常にわかりやすい。背後にある事実関係や人物関係まで丁寧に説明されている。
また、ヴァレンティーノ公爵のところだけ読んでも問題ないつくりになっている。(もちろんフランス宮廷だけでも。)本当に親切。

メインである報告書の訳文はいささか硬いが、解説と注釈文は柔らかくくだけている。筆者の藤沢さんに好感が持てるくらい。

ただ彼の解釈では、マジョーネの反乱においてのチェーザレの役割は「駒」にすぎず、「頭脳」はアレクサンデル6世にあったとしている。
論拠は示されるけど、ちょっと簡単に首肯はしかねる。と言うか、したくないってのが本音か。

しかし一説としては「あり」だろうし、詳細な考察に関心は持ってこそ、反感は感じない。
何と言ってもマジョーネの反乱の顛末が、解説つきドキュメンタリーのように日本語で読めるのは、有り難く、貴重。


ちなみにこの全集の内容
1巻=君主論、戦争の技術、カストルッチョ・カストラカーニ伝(傭兵隊長の生涯を描いた喜劇)
2巻=ディスコルシ(古代ギリシア・ローマの偉人たちの論評)
3巻=フィレンツェ史
4巻=マンドラーゴラ(ルネサンス喜劇の傑作とも言われる下ネタ満載の喜劇)とその他の戯曲
5巻=使節報告書
6巻=政治小論15編(セニガリア顚末記 含)と書簡78通
補巻=マキァヴェッリについての研究史、年譜、フィレンツェ年表、索引




「マキァヴェッリ全集 6 政治小論 書簡」 ニッコロ・マキァヴェッリ
藤沢 道郎、武田 好、他 訳 筑摩書房 2000年

マキァヴェッリ全集〈6〉政治小論・書簡 (単行本) 現在は絶版になっている「マキァヴェッリ全集 全7巻」のうちの第6巻。
前半の半分弱が政治小論。「ピサ攻囲論」「セニガリア顛末記」「「フランス事情」「ドイツ事情」など15編。
小論と言うだけあって、全てがとても短い。
メインで読みたい「セニガリア顛末記」
(広く知られているタイトルは「ヴァレンティーノ公はどのようにしてヴィテロッツォ・ヴィッテリ、オリヴェロット・ダ・フェルモ、オルシーニ家のパオロおよびグラヴィーナ公を殺したか」。
要約したタイトルがつけられている。)

は、わずか7ページしかない。がっかり。
しかし巻末の解説で14ページほど取り上げられている。それでも少ないけど!
「顛末記」と5巻に収録されている「使節報告書」との記述の差異について論じられていて、興味深い。背景を鑑み、気もちを慮り、行間を読む。事件を読み解く探偵のようだ。
「フィレンツェ国軍歩兵隊総隊長選任に関する提言」の注釈にミゲルの名がちらっと登場する。嬉しい。本当にちらっ、とだけど。

後半分はさまざまな場所からさまざま人々へ向けて書かれた書簡集。1497年から1527年まで。78通。
フィレンツェ史を追いながらマキァヴェッリの人となりを窺うことができる。


ちなみにこの全集の内容
1巻=君主論、戦争の技術、カストルッチョ・カストラカーニ伝(傭兵隊長の生涯を描いた喜劇)
2巻=ディスコルシ(古代ギリシア・ローマの偉人たちの論評)
3巻=フィレンツェ史
4巻=マンドラーゴラ(ルネサンス喜劇の傑作とも言われる下ネタ満載の喜劇)とその他の戯曲
5巻=使節報告書
6巻=政治小論15編(セニガリア顚末記 含)と書簡78通
補巻=マキァヴェッリについての研究史、年譜、フィレンツェ年表、索引




「昔も今も サマセット・モーム選集 6」 サマセット・モーム
 清水光 訳 三笠書房 1951年

カバーには定価200円とある古書。でも確か6千円近くした。高!
昔の漢字が使ってあるので、読むのにちょっと苦労する。「一體」「聱」「稱號」「傳える」「會見」・・・などなど。読めん!まあ、前後の文章で予測はつけられるんだけど。

1502年10月、マジョーネの反乱に際しフィレンツェ政府特使として、チェーザレの元を訪れたマキァヴェッリ。そこで彼は美貌の人妻と出会い、どうにか彼女と懇ろになろうと四苦八苦する・・・。
チェーザレの反乱軍への対応など、物語にからんではいるが、大筋はマキァヴェッリの情けない恋物語。

マキァヴェッリのキャラが、おしゃべりで女好きで自分勝手で、胃腸が弱くてだのに大食らいで、後世に残る名著を残した人物には見えなくて笑える。チェーザレ(チェザーレと表記されている)はやはり残忍で嘘つきで腹黒い人物として登場。しかしマキァヴェッリとのやりとりなど、できる人物然としていて好ましい。一人称が「儂 わし」なのは微妙だけど。ミゲルの描かれ方はひどい。「げじげじ眉毛で寸のつまった鼻の獰猛な面構え」だって・・・。

ピエロの演じた、実は・・・という役割を、チェーザレがやっていればもっと笑えたのに!と思う。

「昔も今も」というタイトルは、「人間には進歩などなく、いつの世もたいして変わりはしない」というシニカルなマキァヴェッリの人間観が、モームの時代に対する暗喩として、こめられている。




「The Life of Cesare Borgia」 Rafael Sabatini Echo Library 2006年

The Life of Cesare Borgia (ペーパーバック) 英語。
アマゾンで検索すると、同じタイトル・作者名でいくつも出てくるが、中身はどれも同じ。出版社や発行された年などが異なる。

結論を言う前に、長々とその論拠が述べられていたりするので、やや読み進めにくい。
当時の手紙などから引用された文章は、基本英文にされているので読みやすい。原文がわからないのは、もの足りない気もするけど・・・。

巻末に索引のないことが不満。というか不便。(私は読みたい箇所だけ探して読んだりするので。・・・必要のない人も多いかな?)




「Cesare Borgia His Life and Times」 Sarah Bradford Phoenix Press 2001年

Cesare Borgia: His Life and Times (ペーパーバック) 英語。
歴史学者である著者は、エリザベス女王やダイアナ妃の伝記で有名。ルクレツィア・ボルジアの伝記も書いている。
巻末にチェーザレの進軍した道のりを第1次~第3次に分けた地図と、人物名索引が載せられているのが良い。肖像画や手紙など、多少の写真もある。が、白黒なのでありがたみには欠ける。
英語書籍の中では、私はこれが1番読みやすかった。文体が硬くなくて。そこはでも好みというか、人それぞれだろうけども。




「Cesare Borgia A Biography」 William Harrison Woodward Eribron Classics 1913年

「Cesare Borgia A Biography」 William Harrison Woodward

英語。惣領冬実「チェーザレ」の参考文献に挙げられている本。
右ページ上に、そこに書かれている内容の一言要約、各ページ上にその年号が書かれている。細かいことだが、とても便利で読みやすい。親切。

後半の100ページ弱は、ボルジア家系図家系図の中の主だった人物の紹介、手紙や証書の内容などの付録。とてもマニアック。人物名索引もある。いいね。

頻繁にイタリア語での引用があるので、そこはちょっと読みにくいかも。
注釈も多い。が、巻末にまとめてでなく、同ページ内に書かれているので、ページを行き来する不便さはない。

日本の「Amazon.co.jp」にはないようですが、イギリスの「Amazon.co.uk」にあります。




「CESARE BORGIA」 Gustavo Sacerdote Rizzori 1950年

イタリア語。
惣領冬実版「チェーザレ」で主要参考文献とされている書籍。
布表紙(一部)で、縦28センチ、横22センチ、厚さ5.5センチ、重さ2.4キロ!文献、って感じです。
しかも(私の持ってるのは)黄ばんでいて、染みも無数にあり、白手袋着用で取り扱いたい気持ち。
ほとんど全ページに写真・図画が掲載されており(白黒だけど)、とても興味深い。
「LA SUA VITA, LA SUA FAMIGLIA, I SUOI TEMPI」(彼の人生、家族、その時代)と副題がついている。
Ⅰ.- LE STORIE DEI BORGIA(1章・ボルジアの歴史)から
ⅩⅩⅩⅦ.- LA FAMIGLIA DI CESARE BORGIA(37章・チェーザレ・ボルジアの家族)まで。索引なども含めて全906ページ。
ちなみにマントヴァの古本屋で購入しました。(「世界的に最も定評のあるチェーザレ・ボルジア伝」と「チェーザレ」1巻帯にあるけれど、英語版もフランス語版も見つけられなかった。)

表紙
背表紙

← 表紙と背表紙。

画像の説明






別の版の表紙。 →

P2,3

第1章の1ページ目。左はラファエロの作品と考えられているチェーザレの肖像画
右ページ下は、ヴァレンティーノ公爵チェーザレ・ボルジアのメダル。(図画)
(画像をクリックすると大きくなります。ブラウザの「戻る」ボタンで戻ってください。)


P4,5

その次のページ。左はヴァティカンの文書の写し。「ヴァレンティーノ公爵の人生」とある。
右ページ上はアレクサンデル6世と考えられている胸像。
下はバルトロメオ・ヴェネト作のルクレツィア・ボルジア、かもしれない肖像。
(画像をクリックすると大きくなります。ブラウザの「戻る」ボタンで戻ってください。)






ルクレツィア関連

「ルクレツィア・ボルジア」
 マリーア・ベロンチ 大久保昭男 訳 河出書房新社 1983年

父ロドリーゴの教皇選出(1492年)からフェラーラでの死(1519年)までの、ルクレツィアの人生。
傑出した人物であった父と兄を通してのルクレツィアでなく、ルネッサンス期に生きたひとりの女性としてのルクレツィア、という視点で描かれている。

周囲の女性陣、ジュリア・ファルネーゼやアドリアーナ・ミラ、サンチャ・ダラゴーナ、アンジェラ・ボルジアなどが、他のボルジア本より頻繁に登場。
女性側から見たボルジア家の盛衰、といった捉え方でも読める。
もちろんチェーザレもしっかり登場する。ミゲル(ミケレット・コレーラ、ドン・ミケレットと表記されている)は残念ながらビシュリエ公暗殺とアレクサンデル死後くらいしか出番がない。意外とホフレが目立っている。

たくさんの資料(手紙、年代記者たちの記録)を網羅して、できうるかぎり史実に忠実に公正に、という著者の姿勢が感じられて、好感と信頼がもてる。ルクレツィアのキャラクターも、過度に可憐さとロマンティシズムに彩られておらず 、無駄に軽佻浮薄でもなく、逆に父と兄の才を受け継ぐ大器の持ち主でもなく、あるがままを描写したといった描き方がされている。

ただ、そのように全体的に客観的で淡々としているので、ドラマティックな出来事(例えばシニガリア事件とか)もあっさりしていて、読み物としての起伏には欠ける。まあ、こういう歴史物語はたいていそんな感じだけど。

入り組んだ人間関係や、衣装・調度についての入念な描写が、翻訳時に割愛されているというのが非常に残念。そういうものをこそ求めるマニアもいるのに!




「ルクレツィア・ボルジア(上)ルネサンスの妖精」
 中田耕治 集英社文庫 昭和59年

ルクレツィア・ボルジア (上) (集英社文庫) 1480年のルクレツィアの誕生前後から、1501年のエステ家との婚姻誓約成立までを描く。ルクレツィアに特化されてはいるが、ボルジア家全体を語っている。
特徴的なのは、さまざまな書物からの引用の多いことと、著者の想像力を駆使して描いてる部分の多いこと。特に性生活における著者の想像はたくましく、笑える。
「チェーザレはサンチャの性感をはじめてよびさましたと言ってよい」って・・・なんでわかるんだ!?
妄想と言ってもいいようなその想像力は、大いに筆を走らせていて、ホアン暗殺事件の首謀者を推理したりしている。・・・なるほど〜そうくるか〜。

詳細に歴史を語っているわりには、著者の妄想に助けられてか、読み物としておもしろく、とても読みやすいと思う。
ただ、ペーザロ伯を公爵としていたり、裏表紙のあらすじでルクレツィアの誕生日を1840年と誤植していたり(うちにあるのは初版だから?)、校正が甘いのが気になる。1840年て・・・がっくりくるよ・・・




「ルクレツィア・ボルジア(下)華麗なる恋と死」
 中田耕治 集英社文庫 昭和59年

ルクレツィア・ボルジア (下) (集英社文庫) ルクレツィアがローマからフェラーラへ移り、物語もボルジア家のドラマから、エステ家のドラマへ移行する。 ピエトロ・ベンボが登場し、ドン・ジュリオの事件が起き、イザベッラ・デステが暗躍する。
が、しかし、マジョーネの反乱や、チェーザレの没落、捕縛、メディナ・デル・カンポからの脱走、それに続く死など、重要なエピソードはしっかり押さえてある。特にシニガリアの裏切りの際の、人物配置図が載せられているのは、とても嬉しい!しかし、おおまかな位置しかわからないのが難点。出典が何なのかも記されていないし。うーん。

著者の想像力は下巻でも健在で、こちらではエルコレ・ストッロツィ暗殺の犯人を推理している。
ルクレツィアについては、偏執的とも思える愛情を示す著者だが、ユリウス2世に対しては、ちょっと公正さに欠けるんじゃないかと思うくらい、強烈にこき下ろしている。
でもその偏りぐあいが、ルクレツィアに(ひいてはボルジア家に)対する「親バカ」っぽくて、ほほえましい気もする。
参考文献のひとつに、SACERDOTE,GUSTAVOの名が挙げられているのは、特筆すべき事項かも。


※「CESARE BORGIA」SACERDOTE,GUSTAVO・・・世界的に最も定評のあるチェーザレ・ボルジア伝とされ、惣領冬実「チェーザレ」の主要参考文献のひとつ。




「ルネサンスの女たち」 塩野七生 中公文庫 1973年

→ その他の人々




「Lucrezia Borgia」 Sarah Bradford Penguin 2005年

Lucrezia Borgia: Life, Love and Death in Renaissance Italy 英語。
歴史学者である著者は、エリザベス女王やダイアナ妃の伝記で有名。チェーザレの伝記も書いている。






ボルジア家関連

「ボルジア家 悪徳と策謀の一族」
 マリオン・ジョンソン 海保真夫 訳 中公文庫 1987年

悪徳と策謀の一族なんてタイトルにつくわりには、ボルジア家に好意的。邪悪な時代の邪悪な一族という裁定は多分に独断的であり、彼らの行った以上の悪行が、イタリアの宮廷のいたるところに見られる、と言っている。本当にそうだと思う。

ボルジア家の主な人物(ボルジア家栄達の礎となるカリスト(カリストゥス)3世、ロドリーゴ、チェーザレ、ルクレツィア、そして聖人となるフランチェスコ)など数人に焦点をおいて書かれているため、チェーザレの人生についてはすごく早送りで少々物足りない。が、ボルジア全体の歴史を見る上では、シンプルにまとめてあって、わかりやすいと思う。
ただ校正が甘いのか調査が甘いのか、誤った記述がけっこう多い。(私の持ってるのは7版だけど)フラミニア街道→エミーリア街道、イオニア海→ティレニア海(P47)だし、享年32歳→31歳(32歳の年だけどまだ誕生日きてないから!)(P263)だし。細かいけど、歴史なんてあいまいな部分ばっかなんだから、こういう「ゆるぎない事実」のところはしっかりして欲しい。




「ボルジア家」 イヴァン・クルーラス 大久保昭男 訳 河出書房新社 1989年

タイトルが同じなだけあって、構成はマリオン・ジョンソンの「ボルジア家」と似ている。ハティヴァのボルハから始まり、時系列順にできごとが語られ、聖人フランチェスコで終わる。が、こちらの方が詳細。(マリオン・ジョンソンの「ボルジア家」が全325ページなのに対し、こちらは全507ページだし(あとがき、資料など含む))しかし!文章が硬く少々読みにくい。

気になるのは「ミケロット・コレッラの甥」が登場すること。(P336)
甥!?甥がいたんですか!?ということは兄弟姉妹そのいずれかはいたってこと!?彼または彼女はどんな人なの!?その甥本人は!?1502年にミゲル(ミケロット)たちと行動をともにしてるってことは、甥はある程度の年齢に達しているということで、すなわちミゲルはけっこう年くってたってこと!?(すごく年上の兄または姉の子、ということもありえるけど)
記述はしかし、あっさりと何の説明もなく終わっている。年代記者〜!もっとコレッラ家のことも記しとけ!! コレッラ家はともかく、ボルジア家の歴史とチェーザレの生涯はしっかりとよくわかる。マリオン・ジョンソン版の補強版といった感じ。




「ザ・ファミリー」
 マリオ・プーヅォ 加賀山卓朗 訳 ソニー・マガジンズ 2003年

ザ・ファミリー (ヴィレッジブックス)「ゴッドファーザー」の原作者が、ボルジア家を原初の犯罪組織(ファミリー)として捉え、描いた作品。

笑える!だって脚色がめちゃくちゃなんだもん。
ミゲルはロドリーゴの甥で、チェーザレの側近というよりロドリーゴの使いっぱだし、カテリーナ・スフォルツァの陰部を指差すエピソードはチェーザレのフォルリ征服時になってるし、レオナルド・ダ・ヴィンチはファエンツァの攻撃に協力してるし(イヴァン・クルーラスの「ボルジア家」でもそうなってたけど、ダ・ヴィンチがチェーザレの下で働くのは1502年の夏からというのが正しいはず。)、ジュリア・ファルネーゼはチェーザレより八つも年長だし、・・・もう細かいところは数えきれない。何より暗躍するドゥアルテ・ブランダオって誰だ!?

英語圏ならではっぽい呼び名も受ける。チェーザレ→チェズ、アルフォンソ→ソニー、ヴィテロッツォ→ヴィトー、ジョヴァンニ→ジオ。・・・。

物語はロマンス過多。チェーザレ&ルクレツィアをはじめ、チェーザレ&カテリーナ・スフォルツァ、ルクレツィア&アルフォンソ、ホフレ&サンチャ・・・などなど。

原初の犯罪組織の物語、とするんなら、もっとチェーザレとロドリーゴの機略縦横の政争に重きをおいた方が、よかったんじゃないのか。フォルリ攻略以外の抗争部分が、あまりにもあっさり描かれすぎていて、さみしい。そしてどうせ脚色するんなら、史実無視でいいから、もっとエンタテイメントに徹してほしかった。
他のボルジア本では影の薄いホフレは、地味ながらも個性を発揮していて、存在感があると思う。

エッセイ風のあとがきが、ボルジア家に対する愛と情熱が感じられて好感がもてる。




「ボルジア家の黄金の血」
 フランソワーズ・サガン 鷲見洋一 訳 新潮文庫 平成2年

サガンがこんな作品を!?と驚いたら、サガンの書いたのはセリフのみで、それをテレビドラマ用に脚本化、ノヴェライズしたもの、だって。なるほど、そう言われてみれば確かに戯曲っぽいつくり。
アレクサンデル6世の登位からチェーザレの死まで、一応の史実を押さえながら物語は進むが、中心となるのはチェーザレとルクレツィアの近親相姦愛。2人をつなぐボルジア家の黄金の血。

でも歴史部分も恋愛劇部分も、なんだか中途半端でもり上がりに欠け、読み流してしまう。せっかくのボルジア家を舞台とするフィクションなのに、感情移入できない。
ダ・ヴィンチもマキァヴェッリもエルコレもとりあえず出したって感じだし、兄妹の禁断愛も甘さやせつなさが全然ない。クールなルクレツィアはけっこう好きだけど・・・。チェーザレの一人称が「わし」なのも・・・どうよ?

氷栗優「カンタレラ」の仮面の暗殺者ミケロットと川原泉「バビロンまで何マイル?」の去勢男のミケロットは、この作品の影響下にあると思われる。




「ボルジア家」 クラブント 富田幸 訳 ゆまに書房 2008年

Klabund「Borgia - Roman einer Familie」
→ Amazonのページへ

昭和8年に刊行された「昭和初期世界名作翻訳全集」第4期の193巻。2008年に復刻されたもの。原作は1928年に書かれた「Borgia - Roman einer Familie」。

訳は初版刊行時のまま無修正で、古い漢字や旧仮名づかいもそのまま採用されている。ので、とても読みにくい。
「さりながら日夜淫逸のみに思ひを馳する年配にはも早無之候ぞ」とか。難しいよ!
人名表記も古い。セザアレ、ジュアン、ギオフレッド、ギオワ"ニ、ロエ"レ、デゥシェム、サワ"ノロラ、・・・とりあえず誰かは判るけど、どうして「ワ」や「エ」に点々がつくのか?ヴァノッツァにいたっては、ジュノという名になっている。なぜだ。
国名地名もややこしい。西班牙、土耳古、羅馬、シヰタ・カステラナ、ノワ"ラ・・・などなど。

内容は、一応史実を交えてはあるが、ファンタジー。としか言いようがない。
ボルジア家の祖は、ゼウスに追い立てられ西班牙へ逃げたという半人半馬だし、ラストは地獄の門を叩き追い返されるフランチェスコ・ボルジアが登場する。

しかし妙なマニアックさを持っていて、アレクサンダアとサワ"ノロラのやりとりなど、とても細かい。フランセスコ・レモリノも登場するし。というか、サワ"ノロラのエピソードにページを取りすぎだよ。

尊大でアレクサンダアも手玉にとるルクレシアが新鮮でよかった。セザアレの存在感は薄い。ミケロットは1行だけ登場。
アストール・マンフレディの恋人が、ボルジアを恨んで・・・という解釈は、そこをもっと掘り下げて創作してくれればおもしろかったのに、と思う。




「ボルジア家の人々 上」 マーカス・ヴァン・ヘラー
五味寧 訳 あまとりあ社 昭和51年

現在は「背徳のボルジア家〈上〉」 というタイトルで富士見ロマン文庫から出ているようです。訳者も村社 伸という方に変わってます。
ボルジア家の人々を使って描いているエロ小説です。一応歴史的出来事が描写されていて、上巻はロドリーゴが教皇に選出される少し前から、チェーザレの結婚が決まるまで。でもね・・・これが・・・ひどい・・・。
組み合わせは、
ルクレツィア×チェーザレ(ロドリーゴにそそのかせれて。しかも彼は2人をのぞいている)
ルクレツィア×ロドリーゴ
ルクレツィア×ホフレ(馬上で)
ルクレツィア×インノケンティウス8世(なぜか3世になっているけど・・・ありえんやろうよ・・・)(しかも彼はルクレツィアとのセックスが元で死に至る)
ルクレツィア×ジョヴァンニ(ホアン。兄の。長兄という設定)
チェーザレ×町娘(強姦の上、殺害している)
ルクレツィア×修道院の少女(レズ)
チェーザレ×カルロッタ(強姦)

・・・やりまくっていますが、エロ描写が全然よろしくありません。具体性に欠けて、何をやってるのかよくわからないし。ちっとも使えないと思います。
読みやすくて、気もちが入ってなくてもパーッと読めることが長所でしょうか。

あまりにしょーもないので、富士見文庫版を買う気がしないのです・・・。




「ボルジア家の人々 下」 マーカス・ヴァン・ヘラー
五味寧 訳 あまとりあ社 昭和50年

イモラ、フォルリ進撃からヴィアナでの死まで。エロ以外の物語が多少描かれ、上巻よりは読める。しかしやはりほとんどは、みんなあっという間に感じてイってしまう、しょぼいエロシーンばかり。ふう。
今回の組み合わせは、
チェーザレ×ジプシー女
チェーザレ×カテリーナ・スフォルツァ(やっぱり出たか、って感じですね)
チェーザレ×村娘(処女)
ドロテア×アルファロ公爵(誰?グイドバルド?)(きっと架空の人物ですね)
チェーザレ×ドロテア
チェーザレ×ルクレツィア
ルクレツィア×ユリウス2世(!!この組み合わせは意外!びっくりした)×リミニ枢機卿(誰?マラテスタ家の人?枢機卿いた?いないよね?・・・架空の人か)
チェーザレ×スペインの未亡人(SM)

フランス王がルイ8世となっていて脱力・・・。著者のマーカスさん・・・どういう人なの?ラストページの紹介に、歴史ポルノの巨匠って書いてあるけど。他にも書いてんのかよ、こういうくっだらないの!マ〜カス〜
ちなみにミゲルは一切いません。ミゲル×誰か(誰がいい?ルクレツィアだとありきたりすぎだよね・・・)もあってよかったんでは?いや・・・要らんか。




「血ぬられた法王一族」 桐生操 中央公論社 1986年

法王の庶出の息子ホアン・ボルジアが殺害された。大々的な捜査が行われるが、犯人は不明のまま事件は闇に葬られる。
5年後、フィレンツェの使節としてイモラを訪れたマキァヴェッリは、真相の究明をレオナルド・ダ・ヴィンチに依頼する・・・。
ホアン暗殺を主題にしたボルジアミステリー。

桐生操にこんな作品があったことに驚いた。なんて素敵な設定!萌える!おもしろそう!もっと有名でいいのに!
・・・が。う~ん、内容は今ひとつ・・・かなあ。
とにかく「どっかで読んだ」と感じる文章が多すぎる。塩野七生と中田耕治両氏の作品からの引用をしすぎ。もう少し独自の表現で描いてほしかったよ・・・。
導かれる真相もインパクトと説得力に欠ける。

ボルジア本としての内容は薄いし、ミステリーとしての完成度も低い。
だがしかし「ホアン殺人事件を、マキァヴェッリを助手として、ダ・ヴィンチが解く」という設定は、やっぱりとっても魅力的。
「そこだけ」なんだけど、「そこだけ」で読ませる・・・と言えないこともない。そう感じるのは、ボルジア好きだけかもしれないけど。






その他のボルジア家メンバー

「アンジェラ・ボルジャ」
コンラッド・フェルディナンド・マイヤー 伊藤武雄 訳 岩波文庫 1949年

絶版になっている入手困難なボルジア本。が、国会図書館で閲覧することができる。

全208ページ。本文は180ページまでで、残りは著者マイヤー(マイエル)についての解説。
1949年、昭和24年発行の本なので、古い漢字の読みが難しい。が、前後の文章から推測できるので、内容を理解する妨げになるほどではない。
地の文が少なく、ほとんどが会話文で進んでいくので、戯曲のようにも感じられる。

タイトルに、ルクレツィアの侍女であったアンジェラ・ボルジアの名が冠されているが、主人公と言えるほどの活躍はない。(巻末の解説にも「この作に主人公はない」と書かれている。)彼女についての情報もほとんどない。
アンジェラをめぐって対立する男たち(イッポーリト、ジュリオ、フェランテ)の物語と、ルクレツィアを囲む男たち(アルフォンソ、ベンボ、ストロッツィ)の物語が基軸となって描かれる。ルクレツィアのフェラーラへの輿入れから始まり、ドン・ジュリオの釈放(のようなもの)で終わる。

史実を基にされてはいるが、フィクション色はかなり濃い。物語の冒頭、ルクレツィアのフェラーラ行きの時点で、チェーザレはスペインに幽閉されているし、ドン・フェランテは・・・を図る。チェーザレはストロッツィを側近にと乞うし、ラストはアンジェラとドン・ジュリオが・・・・・・。ううむ。
他にも、脚色されていて(というより誤っていて?)「え?」と思う部分が多い。そこが面白さであると言えるかもしれないが。

泰然自若としたルクレツィアが素敵。アンジェラは真面目な小娘といった感じ。
ジュリオは放蕩者だが純粋な若者。イッポーリトは思い込み激しくストーカーのよう。フェランテはひねくれていて病的な感じ。

塩野七生「愛の年代記」に収録されている「ドン・ジュリオの悲劇」に、ルクレツィアやストロッツィを絡ませ、異なる人物設定、異なる演出、異なる解釈で述作した、というような作品。


国会図書館での閲覧は「マイクロフィッシュ」になります。
古い文献なので、そのようにして保存しているようです。
(マイクロフィッシュ=マイクロ画像を格子状に配列したカード状のフィルム。文献・資料などの管理に用いられる。)
マイクロフィルムリーダで所望のコマを拡大して読みます。が、リーダーの性能が悪いのか、そういうものなのか、文字がぼやけていてとても読みにくいです。目が疲れる!
読む姿勢が、リーダーの画面に身を乗り出すようになるので、首や肩も疲れます。
そんなに長くないので、3、4時間で読了できると思います。

複写を申し込むと1枚30円でB4サイズにコピーしてもらえます。
本文のみで約98コマ×30円=3,000円弱です。




「The Borgia Bride」 Jeanne Kalogridis HarperCollins Publishers Ltd 2009年

The Borgia Bride 英語。
サンチャ・ダラゴーナを主人公としたボルジアロマンス。






一部ボルジアが登場するもの

「神の代理人」 塩野七生 中公文庫 1975年

LINK 全4章。4人の教皇についてのそれぞれの評伝。

最後の十字軍(ピウス2世)
アレッサンドロ6世とサヴォナローラ(アレクサンデル6世)
剣と十字架(ユリウス2世)
ローマ・16世紀初頭(レオ10世)

本の厚さ(解説含み617ページ)とタイトルにとっつきにくさを感じてしまうが、読みやすく、難解さはない。のに、内容は濃い。巻末の参考文献も1次史料からして膨大だし。
著者の薬籠中のものであるイタリア・ルネサンスの時代であるから、複雑な時代をこのように平易に描けるのだろう。

微細に描かれる教皇の動静は、活き活きとしていて、空気感まで伝わるよう。教皇たちそれぞれの性格まで、浮いて見えてくる。特にレオ10世の章。会話文の多い構成なので、小説のように楽しく読める。

がしかし、著者の私見がやや入りすぎているように思う。いくらなんでもアレクサンデルに甘すぎじゃない?逆にユリウスには厳しすぎる。好悪があるんだろうけど。

ルネサンスに君臨した4人の教皇の治世を通して、チェーザレ前後の教会世界、イタリアと西欧の動きを知ることもできる。お勧め。




「愛の年代記」 塩野七生 新潮文庫 1978年

愛の年代記 (新潮文庫) [文庫]




「毒薬の手帖」 澁澤龍彦 河出文庫 1984年

毒薬の手帖 (河出文庫 し 1-6 澁澤龍彦コレクション) [文庫] ギリシャ・ローマ時代から近代まで、主にヨーロッパの、毒薬に関する歴史エピソードが描かれる。全13章。

10数ページから成る「ボルジア家の天才」という章で、チェーザレと「カンタレラ」について言及される。
が、内容は悪徳と策謀の一家ボルジアという旧来のイメージに則ったもの。
ジェーム王子を皮切りに、ジャンバッティスタ・オルシーニなど多くの枢機卿を毒殺し、チェーザレ父子はカンタレラを誤飲して病に伏した、とされている。

うーん。いや、それはそれでいいんだけど・・・。嘘と言い切れるものではないし。
だけどボルジアの章にかぎらず、全体的に、噂話をそのまま書いたような内容なんだよな。

毒薬、という切り口でせまった各国の歴史ゴシップ記事といった感じ。スキャンダラスでやや眉唾。
もともとは1963年に発行されたもの。古いから、信憑性に欠けるように感じるのかな。

かと言って、決してつまらない内容ではない。古いわりには文章も簡易で読みやすいし。
いろんな人が幅広く登場するので、ある程度西洋史に通じているとより楽しめると思う。(有名人のゴシップ雑誌も、本人を知ってる方がさらにおもしろいもんね。)




「世界悪女物語」 澁澤龍彦 河出文庫 1982年

世界悪女物語 (河出文庫 121B) [文庫] 12人の「悪女」について描かれる。1人あたり約20ページ。
ルクレツィア・ボルジアがトップバッターで登場。(「ルクレチア」と表記されている。)
悪女・・・そう表題されているだけあって、淫乱で残酷な古典的ボルジア家像にのっとって描かれる。聖職売買、近親相姦、兄弟殺し、カンタレラ。
デュマの小説とユゴーの戯曲、クリスチャン・ジャックの映画(どれもボルジアの退廃を描く作品)を主な参考として書かれているようだから、まあ、そうなるか。
ただし著者はボルジアに対して好意的。
淫靡な「ボルジア家」についてさらりと読むには最適。

その他の11人は以下のとおり。
エルゼベエト・バートリ
ブランヴィリエ侯爵夫人
エリザベス女王
メアリ・スチュアート
カトリーヌ・ド・メディチ
マリー・アントワネット
アグリッピナ
クレオパトラ
フレデゴンドとブリュヌオー
則天武后
マグダ・ゲッベルス

簡潔にまとめてあるので、気軽に読め、すぐに読了できる。
歴史好きな方には今さらな有名人ばかりだが、魅力的な人物列伝として楽しめると思う。




「残酷の世界史 あまりにも恐ろしすぎる血塗られた歴史物語
瑞穂れい子 河出書房新社 2005年





その他の人々

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時代背景・地域・美術

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漫画とDVD

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国会図書館の利用法

絶版になっていて、入手困難なボルジア関連本を、閲覧することができます。満18歳以上であれば国籍を問わず誰でも利用可能です。
個人への館外貸出しは行われていないので、閲覧室での読書となりますが、資料の複写を申込むこともできます。(有料)


来館せずに、インターネット経由で複写の申込みができるサーヴィスもあります。(有料)

最寄りの図書館に、資料や本を取り寄せることのできるサーヴィスもあります。
(「図書館間貸出」制度に加入申請し、承認を受けた図書館に限られます。)
この場合も、その図書館内での閲覧になります。

資料や本は検索システム(NDL-OPAC)で検索します。












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