関連書籍-その他
関連書籍 その他
- 関連書籍 その他
- 時代背景関連
- 「ルネサンスとは何であったのか」塩野七生 新潮文庫 平成20年
- 「イタリア史 Ⅰ」 F・グイッチァルディーニ 末吉孝州 訳 太陽出版 2001年
- 「イタリア史 Ⅱ」 F・グイッチァルディーニ 末吉孝州 訳 太陽出版 2001年
- 「イタリア史 Ⅲ」 F・グイッチァルディーニ 末吉孝州 訳 太陽出版 2001年
- 「イタリア史 Ⅳ」 F・グイッチァルディーニ 末吉孝州 訳 太陽出版 2001年
- 「フィレンツェ史」 F・グイッチァルディーニ 末吉孝州 訳 太陽出版 1999年
- 「フィレンツェ史 上」 マキアヴェルリ 大岩誠 訳 岩波文庫 1954年
- 「フィレンツェ史 下」 マキアヴェルリ 大岩誠 訳 岩波文庫 1960年
- 「イタリア・ルネサンスの文化」 ヤーコプ・ブルクハルト 新井靖一 訳 筑摩書房 2007年
- 「総合新世界史図説」 監修 長澤和俊 他 帝国書院 1989年
- 「世界史図録ヒストリカ」 谷澤伸 他 山川出版社 2005年
- 「面白いほどよくわかる ローマ帝国 巨大帝国の栄光と衰亡の歴史」金森誠也 監修 日本文芸社 平成18年
- 「図説 ヨーロッパの王朝」 加藤雅彦 河出書房新社 2005年
- 「スペイン レコンキスタ時代の王たち 中世800年の国盗り物語」西川和子 彩流社 2016年
- 地域関連
- 「ボローニャ/パルマ/ポー川流域 イタリアとイタリア史の縮図」 日経BP出版センター 2003年
- 「イタリアの田舎町 旅先で見つけた魅力的な街並み」 日経BP出版センター 2004年
- 「イタリア 12小都市物語」小川煕 里文出版 2007年
- 「週間ユネスコ 世界遺産NO.1イタリア ローマの歴史地区1」講談社 平成12年
- 「週間ユネスコ 世界遺産NO.2イタリア ローマの歴史地区3」講談社 平成12年
- 「週間ユネスコ 世界遺産NO.1イタリア シエナの歴史地区14」講談社 平成12年
- 「週間ユネスコ 世界遺産NO.1イタリア ナポリの歴史地区21」講談社 平成12年
- 「週間ユネスコ 世界遺産NO.1イタリア ミラノの歴史地区45」講談社 平成12年
- 美術関連
- ボルジア家
- その他の人々
- 漫画とDVD
- 時代背景関連
時代背景関連
「ルネサンスとは何であったのか」塩野七生 新潮文庫 平成20年
ルネサンスの端緒となる聖フランチェスコ、フリードリヒ2世から、続く複雑な流れを、判りやすく解説している。ただ、たくさんの人名、地名、歴史用語が頻出するので、「なんとなく」くらいは知っていないと、多少難しくはあるかも。
チェーザレの名はほとんど出てこない(あとがきを含めて4ヶ所。アレクサンデル6世が1ヶ所)が、彼の生きた時代周辺がどういった状況であったのかを知ることはできる。
冒頭と巻末の資料が、大変によい補足となっており、これ1冊でルネサンスというものを、大まかに掴むことができると思う。
「イタリア史 Ⅰ」 F・グイッチァルディーニ 末吉孝州 訳 太陽出版 2001年
詳細すぎて難しい。塩野版では2章分(第4章と5章)の話がこちらでは1冊だもの・・・。知らない人がいーっぱい出てくるし!そして改行のない文章!これでも読みやすくしてあるらしいけど・・・読みにくいわ!
しかしとりあえずの予備知識(ある程度背景や人物を知らないとつらいと思う)と大いなる好奇心(これは大事。ないと読み進めるのは退屈で困難)をもって読むと、けっこうおもしろく読める。チェーザレ本だけではもの足りない、イタリア史を深く知りたい人におすすめ。
ちなみにチェーザレはホアン(ジョヴァンニ)の弟となっている(そういう説もある)。(ホアンはスペイン語の名。ジョヴァンニはそのイタリア語)。そしてほとんど出てこない(悲)。メイン人物はイル・モーロ、シャルル8世、ナポリ王4人(2人のフェルディナンド、アルフォンソ、フェデリーゴ)、アレクサンデル6世、ピエロ・デ・メディチ、オルシーニ家、コロンナ家・・・など。
P95のガンディア公は注釈にペドロ・ルイスとあるが、これはホアン(ジョヴァンニ)の誤りだよ〜。
「イタリア史 Ⅱ」 F・グイッチァルディーニ 末吉孝州 訳 太陽出版 2001年
全20巻で構成されているオリジナルを、日本語訳版は全9巻にまとめてある。「イタリア史 Ⅱ」はオリジナルの3、4巻分を収録。 巻頭に図版、地図、巻末にリコルディ(ricordi.記憶、思い出、という意味。グイッチャルディーニの箴言集)が添付される。 シャルル8世帰国後、ピサをめぐる争いが勃発、ホアンは暗殺され、サヴォナローラが処刑され、フランス王はルイ12世となり、チェーザレが還俗、ミラノ公ルドヴィーコ・スフォルツァは国を失いフランスへ連行される・・・。1495年10月から1500年4月までが描かれる。 ピサ争奪戦が・・・退屈・・・。フィレンツェがこうしたら、ヴェネツィアはそうして、ミラノはどうする、というような細かい動向が、「もうどうでもいいよ!」と思えてくる。あまりこの辺に興味がないからだとは思うけど。4巻部分に入り、5章からチェーザレが登場しだすと、とてもおもしろくなる。もっと詳細に描いてほしい! しかし当時のボルジア家に対する評価は本当に偏っていたようで、ホアン暗殺は、ルクレツィアの愛を独占したがったチェーザレのしわざ、セプテンの司教の死もチェーザレによる毒殺、とあっさり言い切っている。まあ、それは事実ではない、と否定する証拠もないんだけれど。さらっと断言されると驚く。 |
巻末の訳者あとがきが、微に入り細に入った内容を、とても簡潔にまとめてあって秀逸。ここを読めば全体の概要はつかめる。
アスカーニオ・スフォルツァはルドヴィーコの兄、とされているが、弟の誤りだと思う。・・・そういう説もあるのか?
「イタリア史 Ⅲ」 F・グイッチァルディーニ 末吉孝州 訳 太陽出版 2001年
![イタリア史〈3〉第5・6・7巻 [単行本]](http://images.amazon.com/images/P/4884692578.09._PB_OU09_SCMZZZZZZZ_.jpg)
「イタリア史 Ⅳ」 F・グイッチァルディーニ 末吉孝州 訳 太陽出版 2001年
「フィレンツェ史」 F・グイッチァルディーニ 末吉孝州 訳 太陽出版 1999年
「フィレンツェ史 上」 マキアヴェルリ 大岩誠 訳 岩波文庫 1954年
「フィレンツェ史 下」 マキアヴェルリ 大岩誠 訳 岩波文庫 1960年
「イタリア・ルネサンスの文化」
ヤーコプ・ブルクハルト 新井靖一 訳 筑摩書房 2007年
「総合新世界史図説」 監修 長澤和俊 他 帝国書院 1989年
「世界史図録ヒストリカ」 谷澤伸 他 山川出版社 2005年
「面白いほどよくわかる ローマ帝国 巨大帝国の栄光と衰亡の歴史」
金森誠也 監修 日本文芸社 平成18年
![]() | ギリシャ神話の女神たちの登場する、伝説のローマ建国から、東ローマ帝国の滅亡まで。図版や写真を多く使って、簡潔にわかりやすく説明される。全5章。 第1章 ローマ帝国建国と覇権の道のり 第2章 アウグストゥスと帝国の成立 第3章 ローマ帝国の発展期 第4章 ローマの平和 五賢帝の統治 第5章 ローマ帝国の崩壊 |
代々の皇帝ごとに、その時代のできごとやエピソードが語られる。見開きの2ページがセットで1節になっていて、地図や家系図、図表、写真などが必ず添えられている。非常に理解しやすく、読み進めやすい形式。
文章も一文が短く、くだけているので、読みやすい。難しい専門用語もない。あってもちゃんと説明される。
ローマ史世界史に疎い、初心者にも薦められると思う。
「図説 ヨーロッパの王朝」 加藤雅彦 河出書房新社 2005年
![]() | 全10章。 第1章 ドイツ 第2章 オーストリア 第3章 フランス 第4章 スペイン 第5章 イタリア 第6章 ベネルクス 第7章 イギリス |
第8章 北欧
第9章 ロシア
第10章 バルカン
ヨーロッパの歴史は、さまざまな国の動きが複雑に絡み合っていて、とてもややこしい。
シチリア王国は北欧、ドイツ、フランス、スペインと次々に支配者を変えているし、ベネルクスの支配者はフランク王国、ルクセンブルク伯、ブルゴーニュ伯、ハプスブルク家、と変遷する。
イギリス王ヘンリー2世はフランスのアンジュー伯だし、スペイン王カルロス1世と神聖ローマ帝国皇帝カール5世は同一人物だ。
本書は、国ごとにそれぞれの王朝の歴史を追っているが、注釈によって、関わりあう他国の動きにリンクされているので、全体像を俯瞰して捉えることができる。
レヴェル的には浅く、入門書の域を出ないが、基本的なヨーロッパの歴史を知る上ではとてもわかりやすいと思う。
多くの肖像画、図版、写真が添えられているので、より理解しやすく親しみやすい。
各国ごとに見ていくと理解しにくいヨーロッパ史を、王朝の盛衰を切り口にして、わかりやすくまとめてあると思う。
「スペイン レコンキスタ時代の王たち 中世800年の国盗り物語」西川和子 彩流社 2016年
711年、イベリア半島のキリスト教国西ゴート王国はイスラム教国に攻め入られ、数年のうちに半島を支配されてしまう。1492年、キリスト教国カスティーリャ・アラゴン連合王国はイスラム教国最後の王国ナスル朝の宮殿アルハンブラを開城させ、イベリア半島からイスラム教国を全て駆逐する。
この800年間の国の移り変わりと王の移り変わりを描く。
文章が柔らかくて読みやすい。ですますだし絵本口調と言うか。
内容は面白いんだけど登場人物多すぎて脳内をどんどんすべって行く。アルフォンソ何人いるの!?作者の方も頭の中に収まりきれてないと書かれていた。だよね!!
時代ごとの地図、家系図、イスラム側の姿も描かれて理解しやすいように親切に親切に作られてると思う。
人物の名前は覚えきれなくても、レコンキスタの流れとチェーザレの時代のカスティーリャ・アラゴン連合王国成立までの流れがよくわかる。
ボルジア家はこういう時代の中でこの頃この辺りで出てきたのか、ということが少し鮮明に見えてくる。
地域関連
「ボローニャ/パルマ/ポー川流域 イタリアとイタリア史の縮図」
日経BP出版センター 2003年
ボローニャ大学の歴史なんかには、「国民団」という学生の団体が登場し、これはピサ大学での「スペイン団」「フランス団」と同じものだったんだろうなー、じゃあロドリーゴパパもそんな団体に所属していたのねーなどと余計な?妄想までできる。(チェーザレの父ロドリーゴはボローニャ大学出身。)
旅行の予定はなくても読みたい本です。
「イタリアの田舎町 旅先で見つけた魅力的な街並み」
日経BP出版センター 2004年
しかし、(いい意味で)発展していない、時間の止まったような街々は、チェーザレの時代のイタリアの雰囲気を味わうには、ぴったりではある。
「イタリア 12小都市物語」小川煕 里文出版 2007年
ペルージャ、ラヴェンナ、モーデナ、ピーサ、パードヴァ、シエーナ、ヴェローナ、ウルビーノ、マントヴァ、フェッラーラ、パルマ、ベルガモの12都市について、ちょっとした歴史と見どころ。見どころは観光名所と言うよりその地の建築や美術品。
写真が多いのは嬉しいけど全部白黒。
チェーザレにまつわる都市は半分だけど、関係ない場所も面白いです。全く関連しないわけじゃないし。特に美術が好きな人はどの都市にも知った名前が登場すると思うので、楽しめるんじゃないかと思う。
小都市について書かれているものってあまりないので、観光旅行ガイドとは違う切り口の、Wikipediaとは別のものが読みたい人にはおすすめ。
ただ各都市25ページずつほどなので、詳しくはない。
私はペルージャにバリオーニが数行だけだけど出てきて嬉しかった。
美術系の話よりもっと歴史の話が多かったらよかったなー、という感じ。
「週間ユネスコ 世界遺産NO.1イタリア ローマの歴史地区1」
講談社 平成12年
「週間ユネスコ 世界遺産NO.2イタリア ローマの歴史地区3」
講談社 平成12年
「週間ユネスコ 世界遺産NO.1イタリア シエナの歴史地区14」
講談社 平成12年
「週間ユネスコ 世界遺産NO.1イタリア ナポリの歴史地区21」
講談社 平成12年
「週間ユネスコ 世界遺産NO.1イタリア ミラノの歴史地区45」
講談社 平成12年
美術関連
「ヴァチカン・ガイド 美術館と市国」 訳 石鍋 真澄 他 Edizioni Musei Vaticani
その他にヴァティカン小史、歴史地図(どの年代にどこが作られたか、という図)、歴代教皇の紋章、なども掲載され、これ1冊でヴァティカンの「ハードウェア」的部分は、かなり深く理解することができる。
欠点を挙げるならば、写真の数が少ないこと。各部屋の代表的なものが載せられているだけで、全体数は淋しい。
が、逆に文字による情報はマニアックなほどにこと細か。取りこぼしがない。さすが公式ガイド。
ちなみに、このサイトの「ボルジアの間」のページは、ほぼこの本に頼って書いています。
「ルネサンス美術館」
![]() | 印刷がものすごく美しく、絵具のめくれ具合まで再現されていて、本物を目の前にしているよう。 |
ボルジア家
その他の人々
漫画とDVD
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